損小利大の立ち回り。水平線で逆張りかブレイクか
意識される水平線うやトレンドラインが引けても、それをどのようにして活用するのか。つまりエントリーにどう生かすかに関しては、各自が自分で検証していく必要があるポイントです。
ラインタッチで逆張りするのか、明確な反発を待って逆張りするのか、ブレイクした瞬間にエントリーするのか、という事を自分なりのルールを作っていく上でも検証は必要です。
この記事では、ラインの引き方というより、どのように生かすかという実践的な内容を解説していきたいと思っております。
ライン付近でエントリーする事が損小利大につながる。
ライン付近で引きつけてエントリーすることのメリットは、
損切タイミングを早くできるという事、含み損を小さい状態でポジションを維持できるという事です。
また自分の思った通りに相場が動いてくれると大きな利幅を狙えます。
赤の水辺付近でショートエントリーしたとすると、その後の相場の動きは色々あります。
自分で検証していく際は、こういった動きの変化について着目すると経験として蓄積できます。
例えば、
①そのまま下落していく
②もう1度水平ラインに引きつけられ、ラインを越えられずそのまま下落
③水平ラインをブレイクしていく
④もみ合う
もし水平ライン付近でエントリーできれば、含み損を抱える幅は小さくてすみますし、損切の傷も浅いです。例えばドル円の1時間足であれば、10pips以内の損切幅に抑える事も十分可能です。
逆張りのタイミング、逆張りしやすい状況
根拠の重合
ラインにタッチした次のロウソク足が、逆張りを示唆するロウソク足であるピンバーが出たときや、他の意識される斜めラインなど、反発の根拠が重合した時は逆張りがおすすめです。
それと同時にMacdなどのインジケーターのダイバージェンスもあると、反発に対して優位性を持つことができます。
下位時間の分析
また下位の足では、ロウソク足だけでは気づきにくいこともわかりやすくなります。
1時間足
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5分足
5分足で、ダブルボトムの形を作っているので、逆張りを狙えます。
ブレイクした後のエントリー
ラインで反発せず抜ける事もあります。その際は基本的にはそのままブレイク方向に進んでいきます。ラインのでの反発の根拠があまりないとき、ライン到達前にしっかり高値安値を切り上げて(下降なら切り下げて)いる状態でトレンドの憩いが強い時、短期間に何度も試している時ははブレイクしやすいです。
エントリータイミングとしては、1度ブレイクしたあとのリテストを確認してエントリーがおすすめです。だましの可能性を排除するためです。
レジサポ転換していた水平線や2移動平均線まで引きつけてエントリーを狙うのがおすすめ。
下図のブレイクは、リテスト時に、レジサポ転換、20EMA反発が決まっています。
※注意点
だましのブレイクに注意してほしいです。
抜けた後にすぐに戻される現象です。上位足だと髭付きのロウソク足ができる事があります。
だましのブレイク後はだましブレイクの反対方向に一気に進みやすいのが特徴。
ただし必ずそうなるとは限りません。
そうならないときは、次こそは、というように再度ブレイクを挑戦します。
上の図はまさに再度ブレイクを狙ったパターン。
もみ合う時は実はチャンス
もみあう時は、そのボックスを抜けた後、抜けた方に大きく進みます。
つまりトレンドの頭からとれるというシナリオが描けます。
また、大きなトレンドの最初はレンジ相場、勢いの弱まったトレンドの転換で始まっている事が多いです。
つまりトレンド転換は、いきなり転換するのではなく、徐々に転換しているのです。
実際の相場で確かめてみてください。
つまり、逆張りの場合は、しっかり転換するパターンである場合は利幅を伸ばす事を狙う、急な転換は早めの利確、というルールがおすすめです。
立ち回り方が重要
FXで大切な事は、予想を当てる、上昇下降の的中率をあげる事ではありません。
どのように立ち回るのか、という事です。
自分の引いた水平線が大きな節目となりトレンド初動からとれる事もあるでしょう。
こういったことは後にならないとわからないです。
つまりいくら条件がそろっても自分のエントリーした方向に確実に伸びるとは限らないということを知って欲しく思います。
例えば、逆張り成功と見せかけてすぐに水平線に戻されたり、ブレイクしてように見えたりというような汚いレンジ相場になってしまう場合もあり得るいう事です。
うまく立ち回っていくためには、この後どういうパターンになるのかというシナリオを複数用意して、それに応じた損切、利確をする事です。その中で、損失がなるべく小さくなるように意識してほしいです。損切幅>利幅 の関係です。そうすることで、勝率が50%以下でも理論上は利益が残るということです。
そしてその水平線というのは、そのシナリオの起点として描きやすいという事です。
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